Amazon購入のCNCキットの動作検証作業 その1

2018年11月12日

Amazonで販売されているCNCキットを使ってオープンソースソフトウェア(Grbl、bCNC等)の動作検証の作業を行います。

 

今回使用した Amazonで販売されているCNCキットは次のものです。

 

ステッピングモータードライバが A4988 ではなく DRV8825 が入っていました。ネットで調べると互換性があり問題なさそうです。

 

【主なパーツ】

CPUボード

Kuman UNO R3 (Arduino UNO R3互換)

CNCシールド

Ver 3.0互換

ステッピングモータードライバ

DRV8825

ステッピングモーター

Kuman Motor 17HD48002H-22B

 

ハードウェアの組み立てと簡単な動作確認

  1. CNCシールドにステッピングモータードライバ(DRV8825)をとりあえず3つ(XYZの3軸分)を組み込む。
  2. Kuman UNO R3にCNCシールドを組み込む。
  3. Kuman UNO R3にサンプルのスケッチ(シリアル通信)を書き込んで動くかどうか確認⇒OKでした。
  4. CNCシールドに12V電源を入れてみる。とりあえず問題なし。

 

ステッピングモータードライバ(DRV8825)の調整

次のサイトを参考にDRV8825の電流制限設定を行います。機材を壊さないようにするためにも必須作業です。

 

CNCシールドに12V電源を接続し、DRV8825の可変抵抗を精密ドライバにテスタ(電圧計)の+をワニ口グリップで接続して電圧を計りながら回して調整する。
上記サイトを参考にすると Current Limit=VREF x 2.0 とのことなので今回使用するステッピングモーター(Kuman Motor 17HD48002H-22B)の定格電流を知ろうとするがどこにも書いてない。そこでネットでググってみると次のamazonのページの商品説明欄に同型のステッピングモーターの仕様が載っていた。

1.7Aのようだ。(ホントかなぁ?疑ったらきりがない)これらの情報を信じると

1.7A = VREF x 2.0 つまり、VREF = 0.85V ということになる。

今回はメカ機構パーツもなくモーターを回すだけの学習が目的なので 0.60v に設定することにした。もっと下げてもモーターが回るようだったらさらに低くしておくことにしたい。(※電気代の節約もせないかんこともあるので)

 

上の写真には3軸(X、Y、Z)の3つしか映っていませんが、その後右下の1軸(A)も追加し4軸としました。また、DRV8825は結構熱くなっていたので冷却用のヒートシンクも付けることにしました。

 

今回はここまで