秋月電子で購入した「0.96インチ128×64ドット有機ELディスプレイ(OLED)」をGR-KURUMIに繋げて動かしてみた。
今回は先のブログで掲載しているロガー
で使用した秋月電子で販売されている
をルネサスのガジェットルネサスでRL78を搭載したGR-KURUMIに繋げて動かしてみました。
使用した液晶用ライブラリはArudino-IDE開発環境用に公開されている
- Adafruit-GFX-Library
- Adafruit_SSD1306
を使用しました。
GR-KURUMIの開発環境(GR-IDE)はArduinoの開発環境(Arduino-IDE)をベースに作られているのでArudino用のライブラリを使って簡単に動かせるだろうと思っていたのですがビルドエラーが発生したので使えるようにした方法を書いておくことにしました。
発生したビルドエラー(コンパイル時のエラー)は
Arduino\libraries\Adafruit_SSD1306\Adafruit_SSD1306.cpp:48:25: fatal error: util/delay.h: No such file or directory
#include <util/delay.h>
というものでインクルードファイルが無いよ、というもの。
delay関係のヘッダファイルのようなので delay関数系なので GR-IDE でも普通に使っているのでどこかにあるはずなので試しに空の util/delay.h ファイルを
[gr-IDEをインストールしたフォルダ]\hardware\tools\gcc-rl78\rl78-elf\rl78-elf\include\util\delay.hに作成してビルドしたところコンパイル時のエラーは回避出来てリンケージも通りうまく行きました。
Arudino特有のROM変数関数に関するワーニングは表示されます。こちらはGR-IDEによりRAM変数関数に置き換えられるようなので良しとします。
もちろんちゃんと動作しました。